海外の朝市に行ってみよう!フランス・Ferney(フェルネー)編
海外で暮らしていると、たまに生魚が食べたくなる時があります。
もちろん、日本料理のレストランに行けば寿司は食べられるし、スーパーで魚を買えないこともありません。
ただ、ちゃんとした日本料理屋に行くのであれば1万近くの出費を覚悟しなければいけないし、スーパーの生魚ははっきり言って生臭くて美味しくないです。食べられるのはサーモンくらいですかね。
しかし、スイスという異国の地であっても美味しいマグロをそれなりに安く食べる方法があります。それはローカルの朝市に行くことです。
ジュネーブ在住者御用達。フェルネーの朝市
ジュネーブはフランスに面しており、バスを使えば20分掛からずFerney(フェルネー)というフランス領の町にアクセスすることができます。
Ferneyでは、毎週土曜の午前中に朝市が開かれており、ここでは新鮮な魚や食べ物を格安で入手することができます。そのため、現地人だけでなくジュネーブ在住の人も多く利用している朝市です。
ジュネーブからのアクセス方法としては、コルナヴァン駅などからF番のバスに乗って「Avenue du Jura」というバス停で降りればOKです。
下車したらそのまま直進して、最初の十字路を左手に曲がって少し進めば、朝市を見つけることができます。
おすすめの魚屋は?
朝市には多くの店が出店しており、最初はどの店に行くべきか迷ってしまう人もいると思います。
生魚を入手したい場合オススメなのが、朝市をずっと奥まで進み、終着点にある魚屋です。
ジュネーブに長く住んでいる先輩方に聞くところによると、ここの魚が一番鮮度が良く、またマグロ(トロ)を入手できる確率が高いとのこと。
実はヨーロッパではトロは高級品ではなく、他の部位と同じ扱いなので、赤身と価格は変わらないのです。なので買うときに店の人に指定すればトロの部分だけ切り出しもらうこともできます。しかし、現地の日本人主婦達が朝一番で買いに来るので、トロをGetしたければ相当朝早くに来る必要があります。(赤身であればいつでも大丈夫です)。
フランスの絶品キノコ、Girolles(ジロール)
朝市では、スーパーではお目にかかれないような様々な食べ物を入手することができますが、中でもオススメなのが「キノコ」です。
キノコといっても椎茸や舞茸ではありません。フランスには日本にはないキノコを買うことができるのです。
その中でも一番オススメなのがGirolles(ジロール)というキノコ。これがめちゃくちゃ美味いんです。肉厚の身に濃厚な旨味がギッシリ詰まっており、一度食べると病みつきになります。
シンプルにバターで炒めて醤油や塩で食べてもいいし、パスタを作っても美味しい。キノコ独特のクセも少なく、秋の食卓ではお世話になりました。
2つ目は、Trompettes de la Mort(死のトランペット茸)。名前の厨二感が半端ないですが、キノコの形がトランペットに似ていて色が黒いことに由来するらしいです。
このキノコからはとんでもなく良いダシがでます。スープとかに使うともう最高です。一度このキノコのダシを使ってチーズリゾットを作ってみましたが、美味すぎて気絶しそうになりました。それくらい旨いです。
朝市でこれらのキノコを見つけた時は是非食べてみてください。
どうやって買い物をする?フランス語の壁
Ferneyはフランスなので、お店の人は基本的に全員フランス語で話しかけてきます。
“Do you speak English?"と聞いても"Non!"と即答されることがほとんど。たまに英語で話してくれる人もいますが、9割フランス語と思っておいた方が良いです。
だからといって買い物ができないわけではなく、商品を指差して「サ シルブプレ(これ下さい)」と言えば、それだけで買えるので大丈夫です。数量はボディランゲージやスマホを使えば何とかなります。
あとは「メルシー!」と言っていればなんとかなります(適当)。また、店を覗く際は「ボンジュール!」と店員に挨拶するのを忘れないようにしましょう。
終わりに
以上、Ferney朝市のススメでした。朝市では魚や肉、野菜などの他にもスパイスやハチミツ、お菓子など本当に色々なものが売られているので、見ているだけでも楽しいです。
Ferneyは、朝市だけでなく大型のカルフールもあるので(スイスのスーパーに比べると断然安い)、こちらで週末にまとめ買いするのにも便利な町です。
ジュネーブから行く際は国境を超えることになるので、パスポートは忘れずに携帯するようにしましょう。
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