【スーパーで購入可能】スイスでおすすめ土産7選!

2020年8月24日

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スイスのお土産、と言われると皆さんは何を想像するでしょうか?

おそらく大体の方はチョコレートが思いついたのではないかと思います。Lindt(リンツ)はスイスが世界に誇るチョコレートブランドであり、日本でも高級チョコとして人気です。

実際、スイスのお土産としてLindtのチョコは鉄板であり、あげると大抵の人には喜ばれます。

しかし、スイスは高級時計やチョコレートだけの国ではありません。チーズやヨーグルト、果てはポテトチップスまで、スイスの美味しい食べ物は沢山あります。

そこで今回は、スイスのスーパーマーケットで購入可能な美味しい食べ物・飲み物のお土産について紹介していきたいと思います。

チョコレート編

スイスのお土産といえばやっぱりチョコレート。でもリンツは定番すぎるし、そもそも日本でも買えるし面白みに欠ける…という人のために、ここでは一味違うチョコレートのお土産を紹介します。

オヴォマルティーネ(Ovomalrine)のチョコスプレッド

ovomaltine
パッケージの色使いが独特。でも味はとても上品。

まず一つ目は、Ovomaltine(オヴォマルティーネ)のチョコスプレッド。Ovomaltine社は100年以上の歴史を持つスイスの老舗企業で、"Ovomaltine"という名称はラテン語の「卵と小麦」に由来しています。

このチョコスプレッドですが、オレンジの背景とブルーの青文字のインパクトが強すぎて最初は購入を躊躇っていたのですが、いざ食べてみるとコレが非常に美味しいのです。

スイスならではの濃厚だが甘すぎないチョコと、ザクザク、サクッとした食感のチョコクランキーが組み合わさり、今まで食べてきたチョコスプレッドの中でも断トツの美味しさとなっています。

Nutellaのチョコスプレッドも嫌いではないのですが、こちらの方が甘さが上品で食べやすく、個人的にはこちらの方が好みです。

半年前にこの商品を見つけて以来、毎朝フランスパンに塗って食べているが全然飽きません。おやつとしてクラッカーに塗っても良し。多分日本に帰国するまでずっと食べていると思います。

ちなみに Ovomaltine 社は板チョコも出していますが、リンツに負けず劣らず美味しいのでこちらもオススメです。何より安いですしね。

カオティーナ(Caotina)のココア

Caotina
Caotina社のココア。パッケージがお洒落。

二つ目はCaotina社のココア。Caotina社は1960年代に創業し、以来ずっとココア製品を作り続けているスイスの企業です。

今までココアというと森永の製品くらいしか飲んだことがありませんでしたが、「スイスはチョコが美味しいんだからココアも美味いだろう」という安易な考えの下、試しに買ってみるとコレがやっぱり美味しいのです。

Caotinaのココアにはいくつか種類があって、オーソドックスなココアの"classic"、ビターな味わいの"Noir"、一風変わったものでホワイトココア用の"White"といった商品があります。

自分は苦めの味が好きなのでNoirをチョイス。牛乳で作ると濃厚だがすっきりとした味わいのココアを楽しむことができます。

寝る前に飲むと体がポカポカ温まるし、甘すぎずお腹にもたれないのでスイスの冬では重宝しています。粉なので軽い&保存が効くところもポイント高いです。

チーズ編

スイスといえばアルプスの少女ハイジ、ハイジといえばあのトローッとしたチーズトーストを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。実際、スイスでは酪農が非常に盛んで、チーズ・牛乳・ヨーグルトとどれも美味しいです。ハードやセミハードのチーズであれば、常温での保存もそれなりに効くのでお土産にオススメですよ!

グリュイエール(Gruyère)

スイスのチーズ料理といえばチーズフォンデュ。そのチーズフォンデュに良く使われるのがこのグリュイエールチーズになります。

そのままで食べると若干臭いとクセが気になりますが、熱を通すとマイルドになり、コクが増してトロトロっとなるため、チーズフォンデュにピッタリのチーズです。スーパーではブロックで売られている場合と、フォンデュ用に細かく刻まれて売られている場合があります。

他にもトーストに乗せたり、ラザニアなどのトッピングにしても良く合います。スイス料理のラクレットに使われるのもこのグリュイエールチーズが多いです。単品で食べるよりも、何かの料理に使うと輝くチーズですね。

お値段もお手頃なのでおすすめです。

アッペンツェラー(Appenzeller)

Appenzeller

アッペンツェラー、という名前は初めて聞く人の方が多いと思います。このアッペンツェラーはスイスのアッペンツェル地方で8世紀から生産されているスイスの伝統的なチーズの一つです。しかし、生産量があまり多くないため、スイス国外では入手が難しいチーズです。

チーズの種類としてはハードタイプに属し、匂いは強めですが、濃厚な旨味があるチーズです。ラベルで熟成期間が分かるようになっており、銀→金→黒の順で匂いが強くなり旨味も増していきます。お土産に買うなら三つ買って食べ比べてみるのも面白いかもしれませんね。

料理に使っても良いアクセントになりますし、味がしっかりしているのでそのままおつまみとして食べるのもオススメです。ガーキン(ミニきゅうりのピクルス)と一緒に食べると手が止まらなくなります。

モンドール(Mont d’Or)

モンドールはスイスとフランスの国境線上にあるジュラ山脈で生産されているチーズ。

毎年8月15日から翌年の3月15日までの期間限定で生産され、9月10日から翌年5月10日まで販売される季節限定のチーズです。ジュネーブはフランスの隣に位置していることもあり、入手は簡単です。日本でもチーズ専門店でたまに売ってるのを見かけますね。

チーズの種類としては、ウォッシュチーズ独特の匂いと、カマンベールのようなクリーミーな風味が特徴のチーズです。常温でもかなりトロっとしているのでそのままパンに塗ったり、ニンニクを入れてレンジでチンすることで、お手軽にフォンデュを楽しむこともできます。

傷みやすく、匂いが移りやすいチーズなので持ち帰る際は保存に気を付けましょう。

飲み物編

ムー(Moût)

Mout

ムーはスイスで生産されているシャスラという白ブドウをぶどうジュースとして生産したものです。

このムーは、シャスラの収穫期である大体9月から11月(年によって多少前後)の期間でのみスイス国内で販売されているという、知る人ぞ知るレアなぶどうジュースです。シーズンになると、モンドールなどの季節モノの商品はスーパーでも目立つように陳列されるので気づくのですが、このムーはひっそりと棚に追加されるので、誰かに教えてもらわない限り見つけるのは難しいと思います。

味は、一口飲んだだけで濃厚な白ぶどうの甘味がガツンと脳天を直撃し、でも後味はすっきりさわやかという、自分が今まで飲んだぶどうジュースの概念が覆る美味しさです。もちろん、砂糖や保存料の使用は一切なし。

あまりにも美味しかったので、シーズンの終わりに20本ほど買い溜めしてしまったくらいです。たぶん帰国時にも大量に買って帰ります。笑

秋頃にスイスを訪れるという人はあまり多くないと思いますが、この時期に来ることがあれば是非探してみてほしい一品です。ムーはスーパーで手に入りますが、店によってはジュースのコーナーに置いてあったり、別のコーナーに置いてあったりと扱いが異なるので、探すときは両方の売り場を覗いてみましょう。

終わりに

以上、スーパーマーケットで購入可能なスイスのおすすめ土産の紹介でした。

冒頭でも書きましたが、スイスにはスーパーで買える美味しいものが沢山あります。にも関わらず、あまり国外での知名度が高くない理由は、これらの商品のほとんどがスイス国内で消費されてしまい、国外に輸出される量が少ないからという理由があるようです。

今回紹介した商品はどれもお土産にピッタリ&国外では手に入りにくいものばかりなので、スイスのスーパーに立ち寄った際はぜひ探してみてください。