【海外猫スポット】一度は行ってみたい。イスラエル・エルサレムの猫スポットを紹介!

2022年3月12日

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世界の猫を探す旅、第三回はイスラエル。

人生で一度は行きたい街、イスラエル。

イスラエルを訪れた理由は、猫が多いという噂に加え、一度死海に浮かんでみたかったからだ。

スイス・ジュネーブからトルコ経由でイスラエルへ。噂には聞いていたが、空港での入国審査がとにかく大変だった。

イスラエルの入国審査は厳格で有名である。滞在目的から日数といった基本的なことから、現地に知り合いはいるか、お土産を持ってきてはいないか等、根掘り葉掘り聞かれる。長い人は30分近く質問で拘束される人もいるらしい。

その噂は本当だったようで、入国審査の前に凄まじい人だかりができていた。ゲート自体は8つ位あったのだが、どの列も遅々として進む様子がない。

結局、2時間以上並んでやった通過することができたのだが、自分への質問は滞在するホテルと目的だけで何ともあっさり終わってしまった。これは日本国パスポートの力…なのか?

入国審査を終え、空港を出て右手の方にある100番バスに乗り、エルサレムまで向かう。40分ほどで市街地近くのバスターミナルに到着。

バスターミナル。周りに人が誰もおらず少し不安になる。

この時点で時刻は15:30。ユダヤ教では金曜日の日没から土曜日の日没までを安息日としているため、16時過ぎくらいから一斉に店が閉まりはじめる。

急いで夜ご飯用のケバブを買い(コレがめちゃくちゃ美味かった)、ホテルへと移動。

旧市街に着くと人口密度が一気に上がる。

ユダヤ教の聖地、嘆きの壁

ホテルで荷物を下ろし、旧市街へと向かう。旧市街の細く入り組んだ路地をぶらぶらと歩いていると、ユダヤ教の正装をした人達が同じ方向に向かって歩いていくのが見える。

ユダヤ教徒達が向かった先は「嘆きの壁」。ユダヤ人にとって聖地と言える場所だ。壁の前には祈りを捧げる人々で溢れかえっており、自分のような観光客も多く訪れているようだった。

嘆きの壁。安息日には多くの人が祈りを捧げる。

興味深かったのが、嘆きの壁の前の雰囲気。ユダヤ教徒は厳格というイメージがあったので、祈りもさぞ厳粛に行うのかと思いきや、壁の前には人々が円陣を作って「オォ〜♪オ〜♪オォ〜♪」とノリノリで歌っていた。サッカーの応援かよ。

イスラエル・エルサレムの猫達

ユダヤ教に猫を大切にする戒律があるのかどうかは知らないが、イスラエルにも猫は結構いた。

イスラエルの猫第一号。目つきが鋭い。

イスタンブールのように街ぐるみで管理しているわけではなさそうで、警戒心強め&エサ目当ての猫が多かったと思う。

一番人懐っこかった猫。

スポットとしては「この場所に猫が沢山いた!」という場所は特に無かったが、旧市街ではそれなりに発見することができる。路地に入れば大体いる。

触らしてくれるが相手はしてくれない猫。

なお、バスターミナル等がある駅方面は、ビルや道路が建ち並ぶ現代的な街並みになってしまう。猫はほぼいないので注意。

絶景!死海とマサダ要塞

二日目はVERTRAのツアーを利用してマサダ要塞と死海を周ることに。

早朝3時にエルサレム出発→マサダ要塞で朝日を鑑賞→死海でプカプカ→午後2時に帰還、という弾丸ツアーだ。無駄がなくて良い。

マサダ要塞は、死海のほとりの切り立った岩山の上に建設された難攻不落の要塞であり、ユダヤ戦争時の集団自決で有名な場所だが、現在ではユネスコの世界遺産として認定されている。

通常はロープウェイを使って要塞の上部までアクセスできるのだが、到着したのは朝5時。ロープウェイは当然動いていないので徒歩で登る。ここでは「蛇の道」というクネクネした細い道を歩いて登っていくのだが、寝不足の身には中々しんどかった。

下山時の写真。遠近感が掴みにくいが、頂上までは結構距離がある。

30分程歩き続け、マサダ要塞の頂上に着く。苦労しただけあって、ここから見た朝日は言葉では形容できない美しさだった。死海に映る朝日なんて、日本にいたら見ようという発想すら浮かばなかっただろう。

死海に映る朝日。

ちなみに、このマサダ要塞と「蛇の道」は遠足スポット?のようで、帰り道は小学生らしき集団とすれ違った。皆心底嫌そうな顔をしていたのが印象的であった。

麓に戻り、バスはそのまま死海へ。死海のビーチに着くと、やはりというかなんというか、中国人のツアー客でごった返していた。いや良いんだけどね…。

死海ビーチ。浮かんでいる写真を撮りたかったが、海に落とすと一瞬でオシャカなので自粛。

更衣室で水着に着替え、いざ死海へ。ざぶざぶと海に入っていくが、あまり浮くような感じはしない。足も普通に地面に着く。

んん?と思いながらおそるおそる足を離して仰向けになってみると…浮いた!マジで浮いた!凄い!

試しに海水を舐めてみる。なんだコレ。しょっぱいを通り過ぎて凄まじく苦い。喉が全力で拒否してる。名探偵コナンの毒殺トリックに使われてもおかしくないレベル。死海ビーチには「絶対に飲むな」「目に入れるな」という注意書きがあったが、今なら実感として良く分かる。

なぜかラクダもいる。

ひとしきり死海体験を楽しんだ後、バスに戻り、エルサレムに帰還。適当に予定を決めたわりには、かなり貴重な体験ができて良かった。

帰りにJFC(エルサレム・フライド・チキン)という某ファストフード丸パクリの店があったので、そこで遅い昼飯を食べる。とても普通のフライドチキンだった…。

おわりに

イスラエルは入国するまでが少し大変ですが、一旦入ってしまえば治安も良く、ご飯も美味しい魅力的な街です。旧市街や死海をはじめ見所も多いので、興味のある方は是非。安息日はマジで店が空いてないので気をつけましょう。

ストリートアートが至る所に描かれていた。お洒落。

Posted by Makoto