意外とイケる?スイスでパスタっぽい蕎麦を発見!
日本にいる時は蕎麦を食べることはそれほど無かったのですが、いざ海外生活が長くなると無性に蕎麦が食べたくなる時があります。
日本食材店に行けば乾麺と麺つゆは入手できるので別に食べられないことはないのですが、高い上に微妙に店も遠いのでどうしても面倒臭くなってしまいます。
この「蕎麦が食べたい…でも買い出しめんどくさい…」というジレンマを解決してくれるかもしれない麺を先日スーパーで発見しました。
いつものパスタが売り切れに
この前Migros(スイスのスーパー)でパスタを買おうとしたところ、お気に入りのパスタが無いことに気づきました。コロナの影響でめぼしいパスタが全て買い占められていたのです。
棚に残っているのは妙に太かったり、変な形をしたパスタばかり。まぁ仕方ないか…となるべく普通っぽそうなパスタを選んだのですが、これが事のおこりでした。
最初は普段のパスタのようにペペロンチーノにしてみたのだが、これがどうも美味しくない。麺がボソボソしてるというか、ソースと全然噛み合ってない。売れ残った理由が良く分かりました。
かけパスタを作ってみる
しかし、最初にこのパスタを食べた時、なんとなく懐かしさを感じさせる風味がありました…そう、蕎麦です。これ、上手くいけば蕎麦の代わりになるんじゃないか?という考えが閃きました。
そこで作ってみたのがこのかけ蕎麦(パスタ)です。
さて肝心の味ですが…そこそこ美味しい。もちろん本場の蕎麦には程遠い風味だが、職場の食堂で300円で出されていたクオリティには達している気がします。
卵とか海苔とかトッピングをプラスすれば栄養もバッチリ。結構アリです。
そもそもこの麺は一体?
この大発見に満足したところで疑問が生まれます。そもそもこの麺は一体何なのでしょうか?
Google翻訳を使いながらパッケージの裏面(イタリア語)を確認してみると、デュラムセモリナ100%とシンプルに書いてあるのみ。
原材料が同じとなると、あとは精製の違いでしょうか。確かに、色は今回食べた方が表面のくすみというか、灰色っぽい。あとで調べて分かったのですが、これは灰分量が多いということのようです。
…と、ここまで調べて恐ろしい事実に気づいたのです。
これはまさか、今回自分が食べたパスタが「蕎麦に近い」のではなく、普段自分が日本で食べている蕎麦が「パスタに近い」ということではないのでしょうか?
職場のやっすい蕎麦を食べている時に同僚に「これ蕎麦っていうか蕎麦色のうどんだよなー」と愚痴った覚えがありますが、これは正にそういうことではないのでしょうか。
私が最初にこの異国のパスタに感じた懐かしさは、本物の蕎麦ではなく、日本の安い「蕎麦もどき」に感じたモノだったのです。悲しい。
終わりに
衝撃の事実が明らかになり、自分の舌の貧乏っぷりに若干ヘコみましたが、今回のかけパスタが割と大発見だったので良しとします。むしろ謎が解けてスッキリしました。
いずれにせよ、このパスタ蕎麦にはしばらく活躍してもらおうと思います。かけだと小麦感が残るので、次はざるで試してみますかね。
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