【TEDまとめ】まだまだあるよ!才能溢れる子供たちのTED3選
TEDとは?
TED(Technology Entertainment Design)とは、毎年大規模な世界的講演会「TED Conference」(テッド・カンファレンス)を開催している非営利団体です。TEDではテクノロジー、環境問題、アートなどありとあらゆる分野について世界中の専門家がプレゼンテーションを提供しています。
プレゼンテーションは基本的に英語で行われ、講演内容はTEDのウェブサイトで無料で閲覧することが可能。ウェブサイトでは有志による多言語翻訳も提供されており、日本語のスクリプトも読むことができます。
まだまだあるよ!才能溢れる子供達のTED3選
12歳のiphoneアプリ開発者:トーマス・スウォレズ
12歳の子の多くはビデオゲームで遊ぶのが好きですが、トーマス・スウォレズの場合はゲームの作り方を学びました。モグラたたきゲーム「バスティン・ジーバー」のようなiPhoneアプリを作ったあと、彼はそのスキルを生かして他の子どもたちが開発者になる手助けをしています。(TEDxManhattanBeachより)
1本目はトーマス・スウォレズによる「12歳のiphoneアプリ開発者」。
今ではインターネットで情報を手に入れることができるので、彼と同じくらいの年齢でアプリを開発している子供は他にもいると思います。
しかし、彼の凄いところはアプリを作ったよ!凄いでしょ!で終わらず、皆に知識を共有するためにプログラムを学ぶことができるコミュニティを学校に構築し、しかも自分が開発したアプリの収益は地元の教育基金に入れているというのです。
何かもう色々と凄すぎますね。きっとこういった子供達が将来のビル・ゲイツやスティーブ・ジョブズのような存在になっていくのでしょう。
大人が地球を守らないなら子供が守ります:シエ・バスティーダ
シエ・バスティーダが祖母への心動かされる手紙の中で、気候のための学校ストライキの展開や、グレタ・トゥーンベリとともに国連気候サミットで意見を述べることを通じ、世界的な環境活動家となっていった経緯を回想し、自分の決意や粘り強さ、地球への深い愛が、自分の受け継いだ価値観に由来することを語ります。「私が生まれた時から世界を愛せるようにしてくれてありがとう おばあちゃん」
2本目はシエ・バスティーダによる「大人が地球を守らないなら子供が守ります」。
彼女もまた、グレタ・トゥーンベリの活動に刺激され、気候変動に対する活動家としての人生を歩み始めた一人です。
本プレゼンは祖母への手紙という形式を取っているのですが、特に印象的だったのは以下のフレーズです。
私にとって 18歳で 世界を救おうとするのは 気候のための活動家になる ということです。 以前なら それは 専門の勉強をして 医者や 政治家や 研究者になる ということだったかもしれませんが 成長して何かになるのを 待ってはいられません。
地球は苦しんでいて もう時間の余裕はないんです。十代の子が世界を救うには 言葉を上手く使い 気候危機の背後にある 科学を理解し 目を引くような 独自の視点を示し そして それ以外はすべて 忘れるということです。
でも 他のことを 気にかけたくなる時もあります 歌ったり 踊ったり 体操したりしたいです みんなが地球のことを 習慣として 文化として 気にかけるようになったら 気候のための専従の活動家なんて いらなくなると思います。
グレタさんのプレゼンでもそうでしたが、彼女らに共通するのは「もう待っていられない」という危機感と、「自分が何とかしなくてはいけない」という使命感です。そしてこれはある意味、今の大人に一番足りないものなのかもしれません。
科学を追求する3人のティーンエージャー
2011年Googleサイエンスフェアで優勝を勝ち取ったのは3人の若い女性でした。TEDxWomenの場でローレン・ホッジ、シュリー・ボーズ、ネオミ・シャーが彼女たちのすごい研究プロジェクトについて説明し、科学に対する情熱がどこから来ているのか語ってくれます。
3本目はローレン・ホッジ、シュリー・ボーズ、ネオミ・シャーによる「科学を追求する3人のティーンエージャー」。
この3人はGoogleサイエンスのコンペティションで優勝した3人で、がん治療や喘息治療など、各人行った研究内容について紹介しています。
彼女たちの研究はそれぞれ異なるものですが、共通しているのはドラマティックな体験からこれらの研究を始めたわけではなく、誰にでもある何気ない人生の出来事にきっかけがあったこと。
例えば、ローレン・ホッジはレモン汁でマリネされたグリルチキンの縁が白く変色しているのを見て発がん物質を抑えるための方法を考え始め、シュリー・ボーズは祖父のがんをきっかけに卵巣癌についての研究を、ネオミ・シャーは慢性アレルギーに苦しむ父と兄のためにそれぞれの研究を始めています。
ちなみに、このGoogle Science Fairの参加条件は13-18歳の学生であれば地球上の誰でもOKというコンペティションなので、日本からもしようと思えば参加することができます。残念ながら2018年までの優勝者に日本人はいないようですが…。
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